Once in a lifetime experience of Architecture
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第1回ラストプレゼンテーション
(写真左:プレゼンテーションのポスター(川岸出演)。右:エントランスホール)
ちょうど新潟では後輩たちが修士論文の梗概を提出している頃、こちらでもWinter Semesterのラストプレゼンテーションがありました。図面はA0で6枚だったんですが、めちゃくちゃ大変でしたね。何せ、200人の学生が一人A0で6枚の図面を同じ日のためにつくってるわけですから、プリントスペースは戦場と化してました。そして、パートナーのTheanoがフラストレーション溜まって、ちょっと相談したくて話しかけると”What!?(怒)”と返され、なかなか十分議論ができず・・・。レイアウトも根本的に価値観が違ってて苦労しました。オレが分かりやすくしようと思ってレイアウトしてると、パートナーが「これは好きじゃない」って言ってアートみたいなレイアウトにしてしまったり・・・最後はなんとか形にはなりましたが・・・。まあ、自分のレイアウトに足りない部分が分かった点ではよかったんですけどね。おかげでまたもやギリギリになってしまって・・・そろそろ時間に余裕を持ちたいと心がけてはいるんですが。
さて、プレゼンテーションはProf. Marcの都合がつかず、2回に分けられる事になりまして、1回目はディベロッパーのBracher氏とMayer氏を迎えてのプレゼンテーションでした。プレゼンテーション自体の出来は上々。さすがにパートナーと何度も議論(もはやケンカでしたが。)をしてたおかげで、言葉も以前よりはスムーズに話せたし、構成自体もとてもシンプルにまとまりましたね。都市スケールの分析から、エリアのゾーニング、ハウジングのプランまで、同じコンセプトで話す事ができたので、きっと理解しやすかったはずです。そして何より、しっかりと笑いもとれたことが嬉しかった〜。やっぱりつまらないプレゼンテーションは魅力的に感じられないので。もちろん、押さえるところはしっかりいきましたよ。
で、評価はといいますと、なかなか上々だった気がします。面積計算とか、ゾーニングとか、ハウジングのプランもよかったし、プロジェクトのポテンシャルがわかったというコメントでした。唯一、ウォーターフロントの魅力が感じられない点が欠点だと言われました。以前、よい案をいくつか選んで次の段階まで進めるという話になってたんですが、どうやら僕らがドイツ語を話せないということで、次には行けないようです・・・早く言えよっていう話ですが。
来週もう1回プレゼンテーションがあります。今回は面積、プログラムやお金の問題など、現実的な議論だったわけですが、次回はProf.Marcや建築家のHans Frei氏などを迎えてのアカデミックな議論になる予定です。プレゼンテーションの構成も変えて、模型も作って、もう少し気合い入れたいと思ってます。