Once in a lifetime experience of Architecture
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Weil am Rhein: すぐ隣のドイツ
ヴィトラに行こうと決めてたものの、日曜日はバスがめちゃくちゃ少ない。なんとか乗り継ぎ&徒歩で到着。さっそくdesign museumへ。本当は一つ前のJean ProuveのExhibitionに来たかったのだけれど、 一足遅く、”The Destruction of Gemütlichkeit? Programmatic Exhibitions on Domestic Living in the 20th Century ”になってました。当時のポスターやCMなども展示してあったけど、家具のデザインは今でも色褪せないのに周りの人たちは随分古く思える。流行は時間に流されるけど、それとは違う絶対的な美的感覚っていうのもあるのかもしれない。ゲーリーの内部空間も空間の絡み合いがすばらしい。
14時からの見学ツアーに参加。Jean Prouve のプレファブとAlvaro SizaとNicholas Grimshawの工場。Sizaの作品は初体験だったがとてもシンプルで質がいい。内部も見てみたい。二つの工場をつないでいる橋みたいな屋根。雨が降ると下りてくるらしいが、どうやらそんなに雨を防ぐ効果はそれほどないらしい。むしろゲート的な効果。
Zaha Hadidの元消防センター。現在はVitraの100点の椅子が展示されている。雑誌とかで見てるよりも実際に並べて見るとデザイナーの個性や考え方がわかる。建物の中も魅力的で、この直線的な手法がパースペクティブに感じさせる効果をもっている。コンクリートとガラスの組み合わせ方もおもしろい。
安藤忠雄氏のセミナーハウス。外から見てるとすごくシンプルに見えるが、内部に入ると地下に空間が広がっている。他の作品がオブジェクトのようなデザインに見えるのに対して、この建築はアプローチから内部に入って、外部空間とも組み合わされ、すごく心地のいい空間に仕上がっている。やはり日本人のセンスはこちらには無いものを持っていることを感じる事ができたので、すごく良く見えた。
ドイツに入った瞬間に道路や交通機関などの整備がずいぶん違って見える。スイスはしっかりしてるような気がする。ドイツに入った瞬間に家の雰囲気も変わる。バーゼルあたりの人たちは、スイス、ドイツ、フランスをうまく使い分けているんだとか。仕事はスイス、買い物はドイツかフランス、とかね。日本ではなかった感覚ですね。
memo
"Vitra Design Museum"
Architect: Frank O. Gehry, 1988-1989
Address: Charles-Eames-Strasse 1, D-79576 Weil am Rhein
"Gas Station"
Architect: Jean Prouve, 1950s
Address: Charles-Eames-Strasse 1, D-79576 Weil am Rhein
"Vitra Furniture Factory"
Architect: Nicholas Grimshaw, 1981
Address: Charles-Eames-Strasse 1, D-79576 Weil am Rhein
"Fabrikationshalle Vitrashop"
Architect: Alvaro Siza, 1992-1993
Address: Charles-Eames-Strasse 1, D-79576 Weil am Rhein
"Feuerwehrhaus"
Architect: Zaha Hadid, 1991-1993
Address: Charles-Eames-Strasse 1, D-79576 Weil am Rhein
"Vitra-Konferenzzentrum"
Architect: Tadao Ando. 1992-1993
Address: Charles-Eames-Strasse 1, D-79576 Weil am Rhein