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Workshop: プロセスの可視化
Workshopが始まってから約2週間。当初はアーバンデザインのToolboxをつくるということだったが、結局明確なお題はなく、次のセメスターでのエチオピアの調査につながるツールをデザインするということになった。それで議論の結果、自分たちの次のセメスターのプログラム自体をプロセスを含めてデザインすることに決定。デザインメソッドやエチオピアに関する資料を集めてPoolと名付けられた壁(画像右側)に集め、Time Table、Team Organization、Topicsの3つのテーマに分けられた自分たちのFilterを通して、有効な情報としてToolの壁(画像左側)に集めて、最終的にはToolの壁に自分たちのプログラムが出来上がるという環境とプログラムのデザイン。
そして完成。これまでの過去(現在は2週間)のプロセスは記録として残され、これからのプロセスはこの壁自体がアクティブなディスカッションのツールとして機能する。常にセメスター全体を意識しながら、目標を設定、チームの組み替え、インプットとアウトプットを可視化していく。今回のように簡単に調査のサイトに行けない場合には、その期間前と後で何ができるかを意識しておく必要があって、変化が起こった時に目標も再設定する必要がある。そんな時に情報を共有し、常に全体と最終的な成果を意識できる環境のデザインが必要だったわけだ。
これがきっかけになって、セメスターのプログラムデザインを本格的にすることになった。どんな最終的な成果を目標にして、どんな情報が必要になるから、例えば誰にレクチャーを頼むべきか。こんなことをするとは思ってもなかったが、自分たちが次のセメスターから得られる経験をデザインできるとすれば、とてもエキサイティングな機会になるはずだ。