Ulm: 要塞都市の現在


(画像左:大聖堂外観 中:同内観 右:頂上付近の構造)

Geislingenからハジメ君とともにUlmへ。UlmはStuttgartから南東へ70km程度いったところ。ちなみにAlbert Einsteinが生まれたところとしても知られている。
早速Ulmの大聖堂の塔に登る。高さ161mは教会として世界最高のらしい。大聖堂に登るといつも思うけど、よくもまあこんな高いところまで積み上げるものです。高さへの憧れは今も変わっていないような気がするけど、そんな人間の欲望のために、命を懸けてつくりあげる職人の情熱というやつは本当に素晴らしいと思う。



(画像左:街を流れるドナウ川 右:大聖堂に登って記念写真。)

Ulmは中世に交通の主要都市として栄えたかつての要塞都市。ドナウ川沿いには要壁のあとを見る事ができる。現在はオープンスペースとして利用されていて、市民にとっても観光客にとっても魅力的な場所になっている。街の中に巡らされている用水路と古くからの特徴的な建物を活かした街のデザインは十分に街の魅力を引き出していて、とても居心地がいい。街の中心部である大聖堂周辺では、新しい現代建築が建設されている。こんな特徴的なコンテクストをもった都市に新しい建築を融合させるのはとてもやりがいのある仕事のように思う。

投稿者: 日時: 2007年04月08日(日) 05:49