Once in a lifetime experience of Architecture
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Jungfrau & Luzern
新潟でお世話になっていたポリテクの村尾先生がスイスに来られるということでInterlakenへ。一足早く到着して登山鉄道で冬山のぼりに行ってきました。この登山鉄道、鉄道に歯車が付けられていて、3454mまで登ってしまうのです。19世紀から構想され、1912年に開通したそうですが、すごいこと考える人もいるものです。まさに計り知れない努力と情熱の結晶でしょうね。
そしてユングフラウヨッホ駅に到着。雲の上は快晴。アイガー、メンヒ、ユングフラウという4000m級の山々を望むことができました。それにしても、もちろん雪で下手したら滑り落ちて行ってもおかしくない場所なのに、しっかりした柵みたいなのはなくて、ロープ一本通してあるだけっていうのがまた驚きます。日本だったら絶対に落ちられないようにするような気がするし。おかげで視界を遮るものが少なく、絶景を楽しめました。
Interlakenで無事村尾先生と再会。久しぶりに斑鳩建築の木造建築の精神に触れて、また興味が深まる。スイスの木造建築と斑鳩建築が重なったらどういう化学反応を起こすのか、見てみたいものです。翌日、斑鳩建築の大工さんたちと共にLuzernへ。有名な木造の橋であるカペル橋とシュプロイヤー橋の見学に同行させてもらう。村尾先生や小川棟梁はやはり木造の手法などに注目していた様子でした。でも頭の中ではこのイメージを斑鳩建築の作品に活かすアイデアが湧いているに違いないですね。僕にとっても貴重な体験でした。