Once in a lifetime experience of Architecture
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2007年11月のアーカイブ
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初ドイツ語プレゼン
スイスに来てから1年と2ヶ月、かなり遅くなってしまったんですが、私がお世話になっているロータリークラブで初のドイツ語でのプレゼンテーションをやってきました。今回のテーマは"Die Integration der Tradition in den neuen Lifestyle"、「伝統と新しい生活様式の融合」とでも言いましょうか、日本の伝統的な建築をどう新しいデザインに活かすか、私がスイスに来る前からひそかに温めてきたテーマをまとめて発表してみました。事例として、地元金沢の町家保存活動、大学のときに関わっていた新潟・栃尾の雁木、そしてもうひとつは新潟の斑鳩建築の作品を紹介しながら、伝統と新しいデザインの融合の可能性について考察してみました。
ドイツ語のプレゼンテーションは2ヶ月ほど前からコツコツと準備してきたのでサラッといけたのですが、あとの質問攻めにはかなりグダグダになって、英語混じりのドイツ語になってしまいました。でもいいディスカッションもできたのでオッケーにしときます。
プレゼンテーションを前にお寿司もいくつか準備したのですが、発表中の15分間で跡形も無くなってましたね。寿司でスイス人の心をがっちりつかめるのは日本人の得ですよね。
ずっとプレッシャーだったのでようやく肩の荷が下りた感じです。仕事もハリキッていきます。
FC BASEL
BaselのSt. Jakob-ParkでFC BaselとGrasshopperのゲームを見てきました。
驚いたのは観客席とフィールドの近さ。全く同じレベルで、トラックも無いのでかなり近くで見ることができます。これはいいですね。残念ながら、中田浩二はケガで欠場だったんですが、FCBも勝ったし、十分楽しめました。次はぜひ中田が出場する試合を見に行きたいですね。
一緒に見に行ったkumaは高専時代の後輩で、現在シュトゥットガルトに留学中。あんな田舎の学校にいたのに、5年後にお互いヨーロッパで勉強しているとは、まったく考えられなかったですね。久々にローカルトークもできて満足、満足。
Baselの街ではあちこちに仮設遊園地ができてました。街の一角に、観覧車とか、フリーフォールが出現してるわけです。Zurichにもありましたが、規模が3倍くらいになってました。あそこまでやれるのはスゴいですね。
初コンペ終了。
8月末から2ヶ月かけてやったe2aでの初仕事、住宅のコンペが終了。法規やスイス基準の設計に何度となく苦しめられましたが、最後の3週間は3人の強力な助っ人の協力もあって、良い形で終えることができました。
最終的には10戸、約1500m2のプロジェクトになりました。規模としてはほどよくコンパクト。全体的なコンセプトとしてもシンプルになりました。
ボスであるWim&Pietとは週に1、2回くらいのペースでミーティングをしていましたが、やはり時に重要な提案をしてくれるのはさすがでしたね。最後まで初頭のコンセプトのアイデアを貫く事ができたのは、彼らがその都度方向性をコントロールしてくれたおかげだと思います。日本で設計していた時に、建築家になるためには自分に足りないと感じていた部分を勉強させてもらっている気がします。
2週間後にプレゼンテーションがあって、その後結果発表。いいプロジェクトになったと思うので、ぜひ実現したい!ところですが、感覚としては五分五分ですかね。コンペに勝てそうな時はそれが分かるものですが、今回はそこまででもないような気もします。スイスでの初仕事なのでその辺の感覚も不確かですが。
果たして結果は!?